ゲスで怠惰なブログ

ゲスな私が日々考えたことを書いてみます

裁判でお世話になった人たちにお礼を言いたい

裁判では本当に多くの人に支えられ、なんとか判決までこぎつけました。

そんなお世話になった人々を時系列順に書いていきます。

Twitterでつながってくれた人たち

※アカウント名を書いてしまうと目をつけられてしまうおそれがあるため、そこには触れません。

私のこの戦いは開示請求されたという知らせから始まりました。すでに開示請求され、Twitterで報告している人がいたことから、自分も「当選した!」と書いたところ、すぐに訴訟対策のDMグループに入れてもらいました。

そこでは、すでに今までの膨大な証拠を論点ごとにきれいにまとめていて(魚拓もばっちり)いたれりつくせりの情報満載でした。これを何もせずに無料でもらうことが申し訳なく思いました…。いつかちゃんとお礼したいと思っています。

このグループでは結局開示、非開示、お支払い、棄却ごちゃまぜになりましたが、今でも裁判の証拠を集め合ったり、支え合ったりと、仲良くやれていると思います。

このグループ外でもDM等でメッセージを送り合うこともあり、文字だけのやり取りでこのような関係が築けたことは大きな収穫でした。

励ましてくれた人たち

※アカウント名を書いてしまうと目をつけられてしまうおそれがあるため、そこには触れません。

リプやDM、引用ツイなどで、数多くの人に「応援している」「開示はおかしい」「がんばってくれ」等の激励の言葉を頂いております。開示されていますし、そういうことで攻撃する人もいるのではないか?と思いましたが、まぁそれは1人くらいなもんで、皆さん温かい声をかけてくれました。

やはり不安になりがちな裁判中、様々な声をかけてくれた人たちの気持ちは本当に嬉しかったです。

山口三尊さん

山口さんは開示請求界隈のゴッド的存在でしょう。地裁に直接行かなければわからないプロバイダ裁判の進み具合や、福永弁護士界隈の事件記録の情報などを惜しみなく公開し、裁判や法律のことをまったく知らない私達にいろいろと知恵を授けてくれました。

事件記録の閲覧には1件150円の収入印紙が必要ですし、コピーができないため膨大な時間を要して書き写さなければなりません。

毎日開廷表をくまなくチェックし、数々の事件記録を閲覧・書き写しをし、ちゃんと反論していないプロバイダにはFAXをし…と、すごいですよ、本当。。

私自身も山口さんがいなければ、自分のイオンモバイルのプロバイダ裁判が始まってることすら知らないままでした…。そのほか、いつも証拠に使えそうな情報を提供してくれるなど本当に助かりました。

満村弁護士

満村弁護士には、開示請求されたときにプロバイダに提出した意見書を添削してもらいました。ある程度証拠があったため、自分で構成し、文章を書いてお願いしたのですが、しっかりきっちり隅から隅までチェックして頂き本当に助かりました。

それだけではなく、初めて弁護士の先生にコンタクトをとるため、何か失礼なことをしているのではないか、と不安な私に「大丈夫ですよ」と優しく返信して頂きました。

満村弁護士は普段のツイートでも攻撃的なところは一切なく、メールのやりとりも丁寧で、安心してお願いできる先生だと思います。

 

高橋雄一郎弁護士

 
 

私が訴えられた内容が高橋先生とまったく同じ部分があったので、高橋先生の準備書面を参考にさせてもらおうと一言ご挨拶しました。このとき、私は本人訴訟でやろうと思ってたんですよね。

「裁判記録は自分で閲覧しますが、内容がほぼ同じになっても問題ないでしょうか?」といった、パクらせてくださいのお願いだったのですが、高橋先生はご自身の準備書面や証拠を迅速にすべて送ってくれました…。

正直、パクらせてくれってお願いだけでも図々しくて申し訳なかったのに、全てまるっと提供してくれて、本当にありがたかったです。謝礼も固辞されてしまったため、事務所へ菓子折りを送付しました。

高橋先生は、対福永裁判では高速準備書面でさっさと棄却判決を連発し、民たちに被害がいかないように対応してくれました。本職でもかなりお忙しいだろうにすごい人です。

実際に、はあちゅうVS高橋弁護士の裁判の判決は、自分の裁判でそのまま利用できたので本当に助かりました。

太田真也弁護士

当初本人訴訟で挑もうと思ったので、太田先生の本人訴訟支援で見積もりをとりました。そしたらなんと、この件は本人訴訟支援の料金で代理人として請け負ってくれるとのことで…。大変ありがたいことにけっこうな格安で依頼させて頂きました。

太田先生はすでに対福永活也弁護士で活躍していらっしゃいましたし、これは力強い!と一気に肩の荷が下りた思いがしました。

いろいろと言う人もいますが、私は太田先生にお願いして正解でした。太田先生は言いたいことをすべて準備書面に詰め込んでくれましたし、いつもにこにこ安定していてお人柄もとても良い人です。

準備書面の締め切りは過ぎますが(笑)、この裁判においてはこれも戦法の1つだったのだと思います。結果、高橋弁護士の判決が出るまで待てましたし。

オードリーさん

オードリーさんはいつも明るく元気で、裁判にまつわる不安を解消してくる人です。オードリーさんがいるだけで周りが明るくなり、会話が弾むので本当すごい。裁判にまつわる疑問や不安が起きたとき、すぐさまシュバッとかけつけて優しい言葉をかけてくるれる。オードリーさんのおかげで緊張がほぐれたり、ほっとしたりしたことが何度あったことか。

そのほか、弁護士先生にするお礼のこととか、挨拶のこととか、裁判のときの常識をいろいろと教わりました。

木村響子さん

木村響子さんの誹謗中傷に関するスペースがいつも気になっていて、よく聞いていたんですが、ある日突然スピーカーにあがらせてもらい…。そこから個人的にやり取りをしています。

誹謗中傷問題に係わるとき、「誹謗中傷している人はクズ、どうしようもない、嫉妬ばかり」といった煽る言葉を発する人は少なくありません。一方的に被告にされてしまった人を「どっちもどっち」扱いしてしまう人とか…。

そのなかで木村響子さんはいつも、「インターネットの誹謗中傷をどうなくしていくのか」という姿勢が一貫していて、すごい人だ…と遠巻きに眺めていました。

しかし、自分は開示請求では開示されているし、客観的な事実だけ羅列したら誹謗中傷加害者です。なんとなく直接関わってはいけないような気がして遠くから応援していたのですが、スペースで会話したことをきっかけに、励ましの言葉を頂き、私の裁判でもとても親身になって助けてくれました。

人間関係としていろいろとある部分もありますが、私は響子さんの姿勢が好きで尊敬してますし、響子さんの意思は尊重したいと思っています。

リメンバーハナはこちら。

rememberhana.com

しみけんの元妻・はあちゅうさんが起こしている誹謗中傷裁判一覧~嘘つきと言われているのはなぜ?

はあちゅうさんはメディアにてよくお話しているので知っている人も多いと思いますが、彼女が誹謗中傷をした人を訴えている事件が今多数あります。

自分もその被告のなかの一人であり、はあちゅうさんと絶賛係争中です。

詳しくはこちらをどうぞ

gesugesumi.hatenablog.com

追記

棄却判決頂きました。

https://gesugesumi.hatenablog.com/entry/2022/09/03/154124

そこで、はあちゅうさんの裁判がどのようになっているのか、今何が起きているのか説明します。

トイアンナさん(争点:妊活)

note.com

このころ、トイアンナさんに対して

  • 妊活ブログは本のプロモーションではない
  • サブゼミの教授とか知らない

といったことを内容証明でお送り、トイアンナさんは該当ツイートの削除と謝罪をしていました。

しかし、それだけではおさまらなかったのか、約1年後結局トイアンナさんを訴えています

結果、妊活ブログは本のプロモーションではないかもしれないが、妊娠中に不妊のフリをしていた事実が認められ、棄却となりました。

この件、はあちゅうさんはトイアンナさんに「賠償金なし、守秘義務つき和解案」を出したにも関わらず、現在控訴されています。

つまり、自ら「賠償金はもういらないので、この裁判については言及しないでください」とお願いしたにも関わらず、判決で「棄却、賠償金なし」と出たら、不服だと控訴したということです。

また、訴訟でトイアンナさんに違法性がないとの判決がでましたが、いまだにブログで「トイアンナさんにデマツイートされた」と記載しています。

ameblo.jp

ちなみにはあちゅうさんの旦那さんのしみけんさんも、こんな投稿しています。

 

まだ控訴審があるので確定していませんが、とりあえず一審は棄却になったにも関わらず、デマツイートや悪意をもった歪められ方といった投稿は削除していないようです。

 

対かんねこ先生(争点・サロンレイプ疑惑事件、本の紹介文)

はあちゅうサロン生であるかんねこ先生もはあちゅうさんに訴えらました。

この裁判では、はあちゅうさんはとっくに終了したサロンの規約を裁判直前に書き換え、その規約に違反しているとかんねこ先生に対して主張しました。

そこで、かんねこ先生は反訴したのですが、一審では原告被告両方とも棄却、どちらも控訴しましたがこちらも両方とも棄却でした。

しかし、控訴審では規約の書き換えが「信義則に照らし相当とはいい難い」(要約:人としてこの行いはおかしいといえる)と認定されました。

まぁとにかくありえないようなことして、裁判を有利にもっていこうとしたんだろうけど、見破られて怒られてしまった、という顛末です。

かんねこ先生は、この訴訟とは別に再度はあちゅうさんに訴えられています。

ただの本の紹介で、はあちゅうさんの「は」の字もでていませんが、これが名誉毀損だそうです。

判決はまだですが、さすがに無理筋な気がします…。

→当たり前にように棄却判決でした。

対三浦弁護士(争点・はあちゅうさんの物書きとしての評価、時効成立)

はあちゅうさんは三浦弁護士に対しても誹謗中傷裁判を起こしています。

 

blog.livedoor.jp

しかし、対象ツイートのなかの一つが2014年と古いもので、時効にかかっているのではないか?となっています。

それに対するはあちゅうさんの不可解な主張はこちら、

こちらは2022年6月2日現在係争中ですが、先日別訴であるはあちゅうさんが高橋弁護士を訴えた判決にて、「この点においてはあちゅうさんが嘘をついたこと」が認められました。

上記判決の19ページ~、「真実性及び真実相当性」の部分です。「原告(はあちゅうさん)が虚偽の主張をしたことを認める」といった旨の記載があります。

この裁判はまだ判決が出ていません。

3万円のお支払い判決でした。でも控訴するのかもしれません。

対高橋弁護士(争点・童貞いじりの虚偽申告?、裁判で嘘?)

先程ちょっと出しましたが、はあちゅうさんは高橋弁護士も訴えています。

 

内容

blog.livedoor.jp

結果こちらはすべて棄却です。すべて違法性はありません。

とくに注目された部分は、「はあちゅうさんが裁判所で嘘をついたことが裁判所にて認められた」ことでしょう。

そこには上記三浦弁護士に対する嘘の加え、陳述書の内容に虚偽があることが認められました。

はあちゅうさんは「平成26年頃にほんの20回程度『童貞いじり』をした」「平成29年に何年も前の『童貞いじり』ことを批判された」と陳述書にて記載していたのですが、実際には、

  • 平成27年に1回
  • 平成28年に2回
  • 平成29年に3回

と、結局最近まで何度も童貞を揶揄するような発言をしていたため、平成26年ごろにほんの20回だけしかしていない、という発言は嘘だと判定されました。

彼女の童貞発言内容は上記は判決13ページを参照してください。

その他多数の開示請求

はあちゅうさんは匿名アカウントを訴えるために、大量の開示請求も行っています。

こちらについては量が膨大なため、次回に持越します。ちなみに、今回みたいにボロ負けではなく、損害額が低いなりに違法性が認められたものもあります。

私もその中のひとりです。

追記・判決出ました

gesugesumi.hatenablog.com

今回の記載はすべて真実ではあちゅうさん自身の行いであること

すべてソースを記載したので分かると思うのですが、これはすべて真実であり、はあちゅうさん自身が起こした裁判で、はあちゅうさん自身が行った主張に関するものです。

 

この内容がおもしろくないのであれば、それは、はあちゅうさんの言動のなかに原因があります。そのため、はあちゅうさん自身が変われば、自分にとって嫌な思いをする結果にはならなかったのではないでしょうか。

ただ、すべては訴訟のなかのことで、通常弁護士がついていればここまで酷いことにはならなかったはずです。その点では気の毒ではあるのですが、ここまできて代理人の福永活也先生にそのまま依頼しているのであれば、本人の責任も大きくなってしまいます。もしどんな訴訟が起こされているのかよく分かっていないなら、今一度状況を確認してほしい。

そして、はあちゅうさんに訴えられた人たちは、時間やお金をかけて訴訟に挑むことになりました。大変な気苦労もあったと思います。トイアンナさんなんて、内容証明からの訴訟で弁護士費用で貯金がなくなったと発信していました。被告となるだけで、時間、お金、体力、すべて消耗します。本当にそこまでして起こすべき訴訟だったんだろうか。

多数対一人はいじめ?

このような裁判に抗議し、賛同者が増えると、「多数対一人だからいじめだ」と言われることもあります。しかし、本当にいじめているといえるのでしょうか?

裁判されて、それに抗議し、抗議に賛同する人が多いからいじめだと言われる、どこまでやられた側を傷つけるんだろう。いじめられた側が反旗を翻したらいじめだというのであれば、何もできずに殴られてるしかなくなってしまいます。

しかし、少しでも多数が一人を批判する構造になるといじめだと言う人もいますし、あまりに強い言葉を使うと結局相手を被害者とし、問題がうやむやになりがちです。そういったときに堂々としていられる投稿をすることも大事だと思います。

はあちゅうさんの一連の開示請求や裁判は、言論を萎縮させると批判されることもありますが、自分の表現や投稿に違法性を帯びてないか慎重になることは悪いことではないはず。これ以上相手を被害者にしない発言をすることは、相手を守るだけではなく、自分にもメリットがあることだと思います。そのため、何か感想を抱いても発信は慎重にしたいものですね。

開示請求されたらどうなる?プロバイダ裁判から開示判決まで

Twitterのほうに「ブログを見た」と連絡をくれる方が結構いるので、開示請求された側が今後どうなるのか、私の経験を書いておきます。

 

まず私の現状として、開示判決が出てしまったので、現在はあちゅうこと伊藤春香さんと絶賛損害賠償裁判中です。まだ判決はでていませんし、期日も1回だけなのでさんそんチャンネルにもほとんど取り上げられていません。(2022年6月現在)

 

そんな状態ですが、結構元気に楽しく過ごしています。最近youtubeでプロレスを見るのが好きです。旧姓・広田さくら選手が好きで、いつも元気もらってます。私が裁判沙汰になっていることは家族も知っていますし、こんな感じで普通に元気に過ごしています。開示請求受け取ると怖いと思いますが、開示されても全然元気に生きていけます!大丈夫!

 

こんなブログは書きますが、私は表現の自由のためなら人を傷つけることは仕方ないと開き直るようなつもりは一切ありません。相手方がいくらおかしな人物であっても、内容は精査し、攻撃性はなるべく排除した投稿を心がけたほうがいいと思っています。そうしておけば、投稿者自身も助けることになりますしね。

 

とりあえず、開示請求されても人生は終わりませんし、あまり思いつめないでほしいとは思います。やっちまったのであればお支払いして禊をすませればいいだけなんですよ。

 

2022年9月追記

判決出ました

gesugesumi.hatenablog.com

開示請求された側の流れ

どんな感じで開示請求が進んでいくのか、時系列で説明します。

突然家にプロバイダから封筒が来る

私の場合は、プロバイダからの郵送物から始まりました。人によってはTwitterで「法的措置が始まっている」とメッセージが送られてくることもあるそうです。そこには、開示対象のツイートが印刷されたものと、開示請求に応じるかどうかを聞かれる手紙がありました。

 

開示請求に対する意見書を出す締切は2週間後でしたが、とりあえず記載された連絡先に電話し、「弁護士に相談したいから1ヶ月後に締め切りを伸ばしてほしい」と話しました。

 

そこから、自分で対象ツイートにまつわる証拠を集め、意見書を書きました。そして、その後満村弁護士に内容を添削してもらいました。私は証拠もある程度集まっていましたし、先に開示請求が来た人の意見書を見せてもらったので自分で元となる文章は書きましたが、最初から弁護士に依頼するのもアリだと思います。

 

意見書を弁護士に依頼するとだいたい5万円程度かかるのが目安です。私の周囲では神田弁護士に頼んだ人もたくさんいます。

 

証拠の束と意見書をプロバイダに送付し、続報を待っていました。

プロバイダ裁判は突然に

意見書を出してから2ヶ月後くらいでしょうか。地裁皆勤賞福永活也被害者の会代表の山口三尊さんから、「あなたのプロバイダ、開示請求裁判されてたよ」と連絡が来ました。

 

プロバイダからは何の連絡もなかったため寝耳に水です。慌ててプロバイダの担当部署に電話したところ、「裁判が始まっている、相手方弁護士に口止めされてた」と言われてしまいました。とりあえず、出した意見書と証拠は裁判で使ってほしいということだけを伝え、あとはじっくり待つしかない状況です。

 

山口さんがいなければ、自分の個人情報が争われるプロバイダ裁判が始まっていることすら分からなかったんですよね。驚きです。

 

プロバイダによってはちゃんと裁判が始まることを伝えてくれるところもあるそうです。そのときに再度意見書を出す機会をくれるパターンもあるらしく。

 

このほうが親切かもしれませんが、このときに再度弁護士に意見書を依頼すると追加でまた約5万円はかかります。開示されるかどうか分からない状況で合計10万円の出費ですからね…。とりあえずやってみっか!で開示請求してほしくないもんです。

 

実は、プロバイダの弁護士が裁判でちゃんと主張しているのか気になってしまったため、東京地裁で自分のプロバイダ裁判を閲覧したりもしました。ただ、閲覧すると事件記録に閲覧者の氏名・住所が残ってしまうため、これは実は絶対やってはいけないことなんですよね。

 

プロバイダ裁判の内容は気になるでしょうが極力閲覧はしないようにしてください。閲覧することを誰にも言わなければ閲覧者と投稿発信者が紐づかないのですが、相手方がもしもの場合を疑って内容証明を送ってくる可能性もあります。そのときに白を切るのも大変ですし、閲覧はしないほうがいいと思います。

 

傍聴すらしないほうがいいと言われることもあるそうです。どうせ民事裁判は傍聴してもよくわからないし、気になるでしょうがプロバイダ裁判はじっと待つしかありません。

 

まぁ、私は閲覧しちゃったんですが、弁護士がわりとしっかり反論していたので安心しました。

 

なかには、NTTMEの担当弁護士である、森浜田松本法律事務所の横山経通弁護士、蔵田彩香弁護士が発信者からの意見書を出さずに、開示判決にしてしまったといった事例もあり、こういう場合は発信者はどうにもできませんからね…。両弁護士がしたことは許しがたいと思っています。

 

そのほか、こんなこともあるようで。

プロバイダ裁判の判決

裁判開始からさらに3~4ヶ月たったあと、判決が出て「開示せよ」となりました。

ただ、これはいまだに納得はいっていません。正直、自分の投稿よりも過激なものが非開示になってたりしましたし。

 

そのときのことはこちらもご参照ください。

gesugesumi.hatenablog.com

 

それに、開示判決と非開示判決になるかは、部署によって大きな差があるんですよね。

福永活也弁護士の訴訟スケジュール - Google スプレッドシート

くわしくは上記の「管轄別星表」を見てみてください。まりめっこさんという方がまとめています。まりめっこさんすごすぎ。

 

投稿内容がすべて違うので一概には言えないのですが、私のプロバイダ裁判の担当部署であった民事1部は黒星(開示判決)だらけ、7部、32部は白星(非開示判決)ばっかりなんですよね。

 

まったく同じ投稿で違うプロバイダで複数訴えられている人も、開示非開示に分かれることもありましたし、裁判官によって開示非開示にバラつきがあることが現状です。

 

結局、どんなに綿密に意見書を出して、弁護士がしっかり反論しても、開示されるときは開示されます。

そして損害賠償裁判へ…

開示判決が出てさらに2ヶ月後くらい。いきなり東京地裁からめちゃんこ分厚い封筒が届きました。訴状は特別送達といって住民に直接手渡ししなければならないもので、私は自分で受け取りました。

 

郵便配達員の方が「裁判所からの特別送達ですが、大丈夫ですか…?」と心配してくれましたが、もういつか来るって分かっていたので、笑顔で「ありがとうございます!心当たりはあるので大丈夫です!」と言えました。

 

はあちゅうこと伊藤春香さんが証拠を300ページもつけるもんだから厚みは10cmくらいになってました。重い…。

 

中を見ると、請求額等があり30万円と全額負けでも払えない額じゃないと思ったので、本人訴訟(弁護士を立てずに訴訟すること)でやろうかな、と動き出しました。ただ、結局本人訴訟支援をお願いしようとした太田弁護士に通常依頼をすることにしました。(太田先生のHPは芸が細かくておもしろいので、隅々まで見てほしいw)

 

太田弁護士は対福永弁護士ですでに活躍している方でしたし、安心してお願いしました。今となっては初めての訴訟でしたし本人ではなく、太田先生に依頼して本当に良かったと思っています。

 

太田先生はレスポンスが遅いタイプではありますが、いつお会いしてもニコニコとなごやかですし、対福永弁護士としてすごく頼りになる先生です。

 

開示請求は発信者がすることはそんなに無い

今思うと開示請求段階が一番落ち着かず、そわそわしてました。でも、発信者ができることは意見書を送付することくらいなんですよね。傍聴も事件記録の閲覧もしないほうがいいですし、ただ判決をひたすら待つだけです。

 

何しても結果は変わりませんし、開示になったらなったで大変ですが思ったよりどうにかなっています。

 

開示請求はセルフ開示もあり

もしやっちまった投稿をして、弁護士さんにもこれは開示になりそうって言われているなら、セルフ開示しちゃったほうが気は楽かもしれないですね。そのあたりは自己判断せず、一度弁護士さんに相談するといいと思います。

 

ただ、はあちゅうさんはいろんな裁判でぽろぽろ不利な証言や判決を出しているので、

プロバイダ裁判を経由したことにより、そういったものも証拠として出せるようになった、という利点もありました。

気持ちは分かるけど、怖がらず冷静な判断を

開示請求が来るだけでドキドキしますし、これからが不透明で怖いと思います。ただ、実際開示になった私は、今以前とまったく変わらない生活をしています。弁護士費用は払いましたが、その分働けばいいんですよ。家を出られないなら在宅でできるテレアポとかもあります。

 

どうしても働けない人は、カンパを募ることもアリだと思います。ただ、カンパを募るのならば、その後の言動は気をつけないと叩かれてしまうこともありますし、慎重な判断は必要だとは思いますが…。

 

あとは、裁判に関することを有料noteで販売するとか、資金を集める方法はたくさんあります。自分を弁護するお金くらいなんとかして集めましょ!法テラス相談もありますし、どうにでもなります。

 

怖がると、根拠のない5ch開示請求スレの真実味の薄いことを信じて墓穴を掘る可能性もありますし、相談できるところにはフルで相談して、金かけるところはかけて行きましょうね。

 

おしまい

しみけんの元妻・はあちゅうこと伊藤春香さんからの発信者情報開示請求で開示判決を受けました

2021年2月頃、私のTwitterのアカウントに対して、はあちゅうさんから発信者情報開示請求をされ、プロバイダ(イオンリテール)から意見照会書が届きました。

自分はまったく誹謗中傷していないという認識でしたし、客観的にみても誹謗中傷ではない、と思う人が多いのではないか、と判断したため、紹介所には「開示を拒否する」旨書き返送しました。

開示拒否の理由として、投稿の経緯を書き記し、満村弁護士のチェックを受けてからの返送です。

その後、5月ごろプロバイダ裁判を起こされ、先日9月1日「開示せよ」という判決が出されました。私の投稿は「はあちゅうさんを侮辱している」と法的に判断された、ということです。

この判決により、私は完全なる誹謗中傷の加害者ではあちゅうさんは完全なる誹謗中傷の被害者と思われても仕方がない状況になりました。

ただ、どのような投稿で開示判決を受けたのか、それをみなさんに知ってほしくてブログに書き残します。

これは、私の弁明にもなるかもしれませんが、誹謗中傷の抑止力にもなる記事だと思います。みなさんすぐに言いますよね「誹謗中傷はよくない」「法整備されるべきだ」。

しかし、自分を含めよく分かってないことが多いのではないか、と思っています。

発信者情報開示請求の難しさにくわえ、誹謗中傷問題について書きます。

発信者情報開示請求の対象となった投稿

プロバイダから届いた照会書では、対象となった投稿は2件ありましたが、プロバイダ裁判では1件に減っていました。その生き残った対象のツイートはこちらです。

この投稿には「はあちゅう」のはの字もありません。ただ引用元をたどると以下のような情報があります。

  • はあちゅうさんがトイアンナさんへの訴状で「被告(トイアンナさん)は相当程度社会的影響力と発信力のあるライターであり、自らの発信に関しては、普通の一般人に比べて一層高い注意義務、調査義務が認められるべきということを前提に検討されなければならない。なぜならトイアンナには社会的影響力、発信力があり、それだけ一般読者は同被告の発言を信用して聞き入れ、かつ、伝播する可能性が高いことが想定される」と記載している
  • 「情報を見極める力がない人が医療分野の発信に関わるのは危険」という投稿に対し、はあちゅうさんが「個人のSNSで自由に発言できないほうが危険」と返信している

と記載していることがわかります。

そこで、トイアンナさんへは慎重な発信を求める一方、自分は間違えた情報が流れると命の危険にまで及ぶ医療分野への発言の自由を求めることに対し、矛盾したものを感じました。

ちなみに、トイアンナさんへはこの訴訟の前に、内容証明にて該当投稿の削除と謝罪が行われていました。投稿の削除と謝罪をもってしても、まだ訴訟問題になってしまうのか、と非常に驚きもしましたね。歩みが止まらないのか、と。

また、その1週間ほど前にはなりますが、はあちゅうさんの代理人弁護士とはあちゅうさんが、批判的意見を言う人に対して、「物の怪」と揶揄するような発言をしていました。

もう削除されているのでスクショ等は掲載しませんが、はあちゅうさんは福永弁護士のツイートを引用しています。

そこには、「匿名の誹謗中傷者のなかには物の怪のような奴がいる」「対話は不可能だから報復して成仏させるしかない」といったような内容が書かれていました。

匿名の誹謗中傷者は、確かに社会的に許されるものではありません。

ただ、当時の福永弁護士は少々荒れておりまして、「クズ」「底辺」「カス」などと、不特定に対して実名の誹謗中傷者となっていました。詳細は以下

「ゴミ」「底辺」と連呼する日本一稼ぐ弁護士 - Togetter

はあちゅうさんも、不特定多数には何かと荒れたお言葉を使用することが多々ありました。はあちゅうさんもまた、不特定に対する実名の誹謗中傷者であったと、当時の自分は判断しています。

そのような状況のなか、なぜ偉そうに「物の怪」なんて言えるのだろうと、ずっとひっかかっておりましたので、ここでは敢えて「物の怪」という言葉を使用しました。

どう捉えるかは人によっても異なりまし、なぜ物の怪という言葉を使用したのかを明言してはいませんでしたが、

それでも「はあちゅうさんを直接罵倒していない」「根拠なく物の怪やゾンビなどの発言をしているわけではない」ということは、一般的な読み方としてできるのではないでしょうか?

裁判におけるプロバイダの反論

イオンリテールの弁護士先生は、かなりしっかりとした反論をしてくださいました。

詳細は以下の通りです。

www.youtube.com

山口三尊さんにはいつも助けられております。おもしろ裁判の紹介や、ためになる知識を配信しているので、ぜひ皆さんチャンネル登録を。

判決は「開示せよ」

判決は開示でした。つまり、私はまったくそのつもりはありませんでしたが、投稿は侮辱したと法的に認められた、ということです。

www.youtube.com

こうなってしまえば、もう何を言っても無駄です。自分がどんなつもりで投稿したか、何を思ったか、そんなこと関係なく「開示相当な投稿だった」ということです。

プロバイダ裁判では、被告がプロバイダであるイオンリテールです。

私は自分の個人情報が争われているにも関わらず、不服でも控訴できませんし、新たな反論もできません。黙って見ているだけです。

そのため、一審で「開示」となったらそれを受け入れなければなりません。

自分に関することが裁判となっているのに、自分が思うように抵抗できない、これが発信者情報開示請求です。

結果が統一されていない

ここでもうひとつ事実を記載します。

まったく同じ言葉を使用して事実を摘示している投稿でも、開示されるものと開示されないものがあります。

私の上記のような投稿をしましたが、同じ原告はあちゅうさんでも、「イキっている」、「ダサい」、「元から頭がパー」という投稿では非開示でした。

詳しくは以下をどうぞ。

blog.livedoor.jp

分かりやすい話では、「〇〇詐欺」という事実を摘示する投稿も、同じ原告、同じような反論をなされても開示と非開示に分かれました。

裁判官も人間ですし、判断が分かれることは致し方ないとは思いますが、担当裁判官によって開示されるかどうかは変わるそうです。

自分が同じことをしていても、自分では決められない部分で結果が変わる、これが発信者情報開示請求です。

開示されると損害賠償請求で訴えられる可能性が出る

開示せよの判決は、原告に私の氏名と住所が伝わることになります。

そうなると原告は裁判を好きなときに起こせるようになります。私はどうにもできないため、訴状が来ることを待つのみです。

おそらく80~100万円ちかくの請求がされると思います。何もしなければそのような慰謝料を支払わなければなりません。

抵抗するとすると弁護士先生に依頼します。ここでは大体20万円ほどはかかるでしょうね。

開示せよの判決で、何十万単位の出費が確定されます。

今後発信者情報情報開示請求の手段は簡略化される

これから発信者情報開示請求の手段はより簡単になるそうです。訴えられる人の数は増えるでしょう。私は、誹謗中傷で苦しむ人のために発信者情報開示請求の簡略化は大いに賛成です。

ただ、誹謗中傷なんてやってはいけない、と分かっていた自分は発信者情報開示請求で開示となりました。

SNSの投稿においては、誹謗中傷はだめといったぼんやりした意識では裁判沙汰になる可能性があります。より一層投稿には注意すべきです。

これは誹謗中傷で苦しむ人を助けるだけではなく、投稿者のことも守ります。

誹謗中傷と意見論評とは

ただ、「誹謗中傷はだめ」という人のなかには、意見論評や批判ならよい、不特定多数になら何を言ってもよい、と思っている人もいますよね。

誹謗中傷の被害者だと自ら世間に訴えているはあちゅうさんもこうおっしゃられています。

しかし、不特定多数への誹謗中傷は個人への誹謗中傷を生みますし、誹謗中傷と意見論評の違いなんて紙一重だと思います。

特に、厳罰化が進められるとされる侮辱罪は被害者のお気持ち一つで判断されますし、裁判官の判断によって結果が異る部分があります。

本当にさじ加減が難しいなか、誹謗中傷の取締りはどんどん強化してゆくようです。

誹謗中傷で苦しむ人

誹謗中傷かどうかの判断は難しく、誹謗中傷をしているつもりがなくても「誹謗中傷」している、と判断される可能性もあります。

しかし、「誹謗中傷で苦しみ命をたつ人がいる」これはなんとしてでも早急に解決しなければならない問題です。

例えばですが、痴漢冤罪がいるからって痴漢された人のケアを怠ることは絶対にいけないことだと思います。

発信者情報開示請求の開示される側の状況も知ってほしいですが、誹謗中傷で苦しむ人がいることも知っておかなければなりませんね。rememberhana.com

interhumanright.org

自分は加害者側でしたが(誹謗中傷したとは思っていませんが)、誹謗中傷問題に巻き込まれた当事者として、こういった活動もチェックしていこうと思っています。

自分で言うのもなんですが、誹謗中傷を抑止するためには、発信者情報情報開示請求されるとどうなるのか、開示請求対象になると自分でコントロールできない恐ろしさに巻きこまれること、などを伝えることも意義があると思ってます。

投稿の際には、デマを広めない、死を願うような投稿をしない、乱暴な言葉は使わない、といった基本的な誹謗中傷と捉えられる言葉のほかに、

  • 攻撃性を徹底的に排除する
  • 意見論評のつもりでも比喩表現は使わない
  • 悪口ととらえられる単語は一切いれない

等気をつけてほしいと思います。

誹謗中傷で苦しむ人が一人でも減りますように。

そして発信者情報開示請求が減ることになりますように。

おしまい

しみけんの元妻・はあちゅうさんから開示請求されてます

Twitterではいろいろと書いてますが、今現在開示請求されています。で、プロバイダ裁判のまっただなかです。くわしくはこちら

www.youtube.com

迫佑樹著人生攻略ロードマップを読んで

幼少期のころから私の心の中にはおそろしい煩悩が住み着いております。

それは「しょうもない人を見たい欲」です。

この「しょうもない人」の基準は、社会的に見たしょうもなさ、とは少し違います。お金や仕事の有無とはまた別の部分にあります。しょうもない人は結果としてお金や仕事がないときもありますが、お金や仕事がないから見たくなるわけじゃないのです。

なんというか

  • 自分をすごく見せようとしている
  • 人をナチュラルに馬鹿にしている
  • すごそうにすごくないことを言っている

こんな人を見ては「お前ここ変だよ」って言いたくなってしまうんですよね。要は私の性格はあまりよろしくはございません。

そんな「しょうもない人みたい欲」に従って、年末に読んだ本の感想を書いていきます。

迫佑樹著人生攻略ロードマップ

人生攻略ロードマップはどのようにして迫佑樹氏のような成功者になるのかが書かれています。迫佑樹氏は年商10億円であることを全面的にアピールされていて、文中に年商10億円という言葉が9回もでてきます。

(界隈は年商好きですよね。でも彼らのお客さんは年収と年商がごっちゃになっている方々が多いので問題ありません。)

いやでも迫佑樹氏が年商10億円であることを我々読者は植え付けられます。

年商10億円なんてだれでも達成できるものではないですので、いやーすごいすごい。

 

細かいやり方まで出しちゃうとネタバレになるので省きますが、人生攻略するためにすることの大まかな流れは以下のようになっているようです。

 

  1. 種銭かせげ
  2. スキルを得てそれでかせぐ
  3. 発信してファンを得る
  4. 外注化や自動化で自分の作業を減らしていく

 

それに関しての考え方ややり方を分かりやすい文章で書いているので、最後には「よーしぼくも頑張って年商10億!!まずはスキル!発信!!人脈だ!!!」

となる人が増えていくことが想像できます。

なるほど、リプ欄にむらがる方々たちの思想ややり方が似ているのはこういうことにあるんだな、とからくりに少し触れたような気がしました。

そう、この本は、要所要所ふり返ってよく考えなければ、最後には

「よーしぼくも頑張って年商10億!!まずはスキル!発信!!人脈だ!!!」

人間ができあがるようになっているんですよ。

しかも迫佑樹氏はそんな人がまず金を落としがちな

 

  • プログラミング(内容がHTMLの時点でお察し)
  • 動画編集
  • Webライター
  • SNS運用

 

うん万円かかる講座を用意しています。

まるで蟻地獄のような経営手腕をふるっております。素晴らしいですね。

本物の蟻たちはすべって穴の中に吸い込まれているときには必死になって這い上がろうとしますが、この蟻地獄は滑り落ちながら心地よさすら感じさせます。

これで自分たちのスキルは向上し、収入も増えるんだ、そんな希望を持ちながら地獄のなかへと吸い込まれていくのです。いやー、本当に素晴らしい。

気持ちよく滑り落ちていき、年商10億円の夢を見たいという人は、信じて滑っていけばいいと思います。

そんなうまい話あるわけないだろ勢の皆さま、安心してください。つっこみどころが多々あります。

それ、投資?

迫氏は自己投資を猛プッシュしております。文中に出てくる自己投資の単語の数は33回。この本の読者は自己投資のわんこそばを延々と食わされ続けます。

そして自己投資の重要性を運用利益でご説明されています。

 

不動産や株による投資による年利はせいぜい5%で1億円もっていても、たった500万円しか増やせない。一方、自己投資はすごいのです。

以下、引用です。

たとえば1000円の本を読み、その本に書いてあったメソッドを活用して毎月1万円ずつ稼げるようになったとしましょう。すると月利は1000%です。

これ読んで「たしかに!」と思った方もいることでしょう。そして思わず金持ち父さん貧乏父さんをamazonでぽちった情弱も一人や二人ではきかないかもしれません。

でも、本を読んだだけで毎月安定して1万円稼げるようになりますか?

資産運用にカテゴライズするのは無理がないですか?

そんなこといったら、学生のころ、お金をいっさいかけずに始めたアルバイトで月5万円は安定してかせいでいましたが、わたしは月利∞%の投資に成功していたのですか?

もちろんそんなわけありませんよね。

迫氏は学生時代に受けた9万円のプログラミングスクールが今の年商10億円につながっているということも何度も書かれています。夢がありますね。

ただ、それってわらしべ長者的じゃないですか?もしくは風が吹けば桶屋が儲かるでは?

そんな昔話や落語のようなことをビジネス書として出版されても…という感じです。

スキルは身を助けるには賛成、でも…

手に職をつけられれば事業で失敗しても就職という道がある。そのためにも、スキルは重要。これには大いに賛成です。

ただ、それをいうなら一番確実なものは実務経験だとも思うんですよね。決して、スクールに通うことではない。

迫氏はフリーランスプログラマについて書かれていました。

フリーランスのエンジニアの仲介業者であるレバテックフリーランスによると、平均年収862万円だそうです。

しかし公式サイトをのぞいてきましたが、これは2018年7月の結果で、週5日稼働と小さーーーく注記もありました。現在は2021年1月です。この結果を更新できずにいるんでしょうね。本当の平均年収はどのくらいなのでしょうか?

こうるさい上司がいない代わりに助けてくれる同僚や先輩もいないフリーランス。具合が悪くて休んでも、何の保証もないフリーランスフリーランスになれるから安心?どこがじゃ。

それに、レバテックフリーランスの案件見てきましたが、ほぼ必ず実務経験が何年か必要でしたよ。

スクールで独学して、足元みたような案件をちょぼちょぼ行い、企業の一員として役立てるのかどうか分からない状態って全然保険じゃありません。

それだったら、若いうちに就職して、お金をもらいながら仕事を覚えていき、上司や先輩のやり方を吸収して、企業が求めるレベルを肌で感じる、これが一番の保険でしょう。スクールなんていりません。

迫佑樹氏が紹介する成功事例参考にできない説

本書のなかでも迫氏メソッドによる成功者のことが2例紹介されています。

一人目がこちらのお方

twitter.com

迫佑樹氏のMovie Hacksを受講し、2週間後に案件を得たそうです。

現在もブログや動画編集を頑張っておられるそうです。

 こちらのポートフォリオが軽く音ズレしていて、激しく気になりますが、迫氏メソッドでいけばアリなんでしょう。

気になった部分を引用します。

学習開始からたった2週間で、SNSを通して案件をとりました。 

 とあった3行後に

SNSで制作物を公開しながら、Twitter毎日動画を投稿する」という地道な発信を愚直に繰り返したのです。 

 地道に愚直と2週間という短期間が相反してところも、気になります。いったいなんなんだろうか。まあいいです。

ここでは、発信していけば案件を取得できるよ、という章なのですから…。

現在のツイートを見ていると動画編集で消耗なさっているようですが、頑張って頂きたいですね。

二例目が

150万円の案件きまった!というツイートを紹介していました。

この方のアカウント名は書内で出していなかったので、こちらも掲載するようなことはしません。

ただ、この方「SNSなんてしょせんポジショントーク」「俺の稼ぎ方について需要ある?」など、THE情報商材屋なこと言ってます。

※ちなみに先ほどのアヤカさんも「私の成功方法需要ある?コンサルつけようかなー」やってました。

うーーーーん

というか自分の事業関係の成功例がTwitterにおける自己申告ってどうなんですかね。自分を強く見せる傾向のある情報商材屋界隈において、そこ?

受注者側の「迫さんの講座受講者のレベルは高い」というような評判は掲載しないのでしょうか?

迫氏は過去に

 このようなツイートをされてましたね。

期間はどのくらい?

個人で可能なレベルなのそれ?

実務経験もなく、信頼関係もない人間に外注する??

ほんまもんの空港のシステムで500万円じゃきかないでしょ。

まさか空港とは個人の飛行場のことで、500万円とは5万円のことではないでしょうか?

そもそもこのエピソード自体が…

など疑問点が次々に沸いては消えていきますが、これは全部本当だ、インターネッツにウソはないという方はご自由にどうぞ。

やりたくないことをやらずに済む仕組みを作ろうってお前三年寝太郎

本書のなかに、やりたいことを実践するのは難しい。やりたくないことをやらないほうが実用的だ、といった記述が出てきます。

これ危険、まじで危険。

やりたくないことをしないってまんま子宮系の方々のメソッドですよね。

イケハヤ界隈、子宮系の方々の「好きなことをして生きていく」界隈の末路を見たらわかるでしょう。

仕事がなくなり、増えるのは借金だけ。果ては社会的信用まで地に落ち、馬鹿にしていた就職することすら叶わない。

具体例としては、やりたくないことを避けるためにすることを考えよう!と前向きにしていましたが、その目的の過程で「やりたくないこと」がまた産まれるんです。

きちんと現実的な「やりたくないこと」だけを避けられる人には有効かもしれませんが、これをうのみにするのは危険でしょうね。

迫佑樹メソッドをよく見るんだ!!

迫佑樹メソッドによれば、年商500万円にまで達するためには複数の事業をまわしているようです。

そこは納得です。オンラインでの業務だけではなくオフラインにも柱をつくっておく、そうすることで家屋の倒壊を防ぐ。投資においても分散投資は重要です。

そこは見習うべきところですね。

そうそう。現在の迫氏の成功は資金を回して、事業を増やしてきた、というところが重要です。で!!その肝心の増やし方や事業を成功に導く方法は実は書いていないんです。

 

スキルを得る方法(要は、俺がやってる講座受講しろ)

資金ゼロから資金を得る方法(要は、普通に働く)

 

ということは具体的に書かれていますが、事業をどう増やして利益を得るのか、信頼できる人脈の見分け方、発信で特別になる方法、などはもんやりです。

まぁ、それは当たり前でしょうね。これができたら苦労はしませんから。はっきりとしたメソッドなんてあるわけないんですよ。そこを責めるのはお門違いです。

私がつっこみたいのは、そこをはっきりできないくせに「人生攻略ロードマップ」なんて本を出して、情弱たちにかなわない夢を提供している、という部分です。

 

この本を読んで、年商10億円になりたいからとなんちゃらHacksを買おうとした人にいいたい。

 

よくよく読んでくれ。迫氏自身がスクールで学んだプログラミングスキルで得たお金は時給1500円、年収70万円なんだよ。

そこで得た金を元手にいろいろやっての年商10億円なんだよ。

 

あなたがなんちゃらHacksでほしいものは、時給1500円、年収70万円なのか?

 

ネットの与太話を信じて、150万円や500万円の案件ゲットをめざすのか?

 

フリーランスプログラマになるには実務経験が必要だって知ってた?

 

Webライターや動画編集なんて下請けで、すごーーーく頑張って時給2000~3000だって知ってる?

 

Webライター界隈はちょっと知っているけど、育児や介護などで外で働けないから扶養範囲内でやってる、って人すごく多いよ。

 

年商10億円をめざすための種銭が必要なら、お金かけなくてもできるバイトでいいんじゃないの?就職したらお金もらいながらスキルもらえるよ?

サラリーマンがつらいという気持ちも分かるけど、フリーランスでも嫌な奴と上手にやってかなきゃならないし、自分が悪くなくても謝らなきゃならないし、自分を殺してクライアントに合わせなきゃならない。

そういうところを見させないで、自由な働き方()につながるから、とフリーランスを勧めるのって、サイコパスにしか思えない。

分かっててやってるのか、自分もできたから大丈夫っしょ的な感じなのかは知りませんが、読者は今一度落ち着いて状況を把握する必要があるのは確かです。

楽しそうに仕事をしているを見本にしたいのなら自分を強く持ち、冷静にならなきゃいけませんね。

 

おわり

 

次回は

人生逃げ切り戦略の対談おもしろすぎだろ

イケハヤ先生の文章力たったの5か…ゴミめ

でもイケハヤ先生は最高

の3本です!ぜってぇ見てくれよな!

 

しみけんの元妻・はあちゅうさんの代理人福永弁護士の社会的評価を下げているのは誰なのか?

福永先生に開示請求されちゃった方々が、どのような発言で開示されたのかを公表してくれたため、何が彼にとってアウトなのかが少しずつ分かってきましたね。

そこで、その開示請求は果たしてまっとうなものなのかについて書いてみようかと思います。

 開示請求される主な理由とは

はじめに、開示請求される理由を簡単に説明しておきます。

ネットではただたんに悪口を言っているだけではIPアドレスすら開示されないのが現状のようです。(今後はどうなるのかは分かりません。)悪口とひとことに言ってもいろいろありますしね。

で、開示請求されるとしたら

  • 名誉棄損
  • 侮辱罪
  • プライバシーの侵害

が主なようです。

プライバシーの侵害はその人の私生活をよく知っている人がやってしまうことでしょうし、民が訴えられるとしたら名誉棄損や侮辱罪のほうでしょうね。

両者の違いについてはこちらを参考にしてください。

www.xn--4rra073xdrq.com

簡単に言うと、事実(裁判用語でいう事実で真実でないものも含まれる)を摘示してなんやかんや言って社会的評価を下げさせることが名誉棄損で、ただ酷い言葉で相手を表現するのが侮辱罪でしょうかね。

批判も名誉棄損に含まれそうですが、「真実のできごとに対して」「公益性のある」意見でしたら名誉棄損にはなりません。

福永弁護士の開示請求について考える

開示請求は法的に問題があると判断するからするものです。

当たり前ですが、法的に問題がなければ開示はされません。

もし開示請求されてしまったら、自分の言動が法的に問題がないことを示さなければなりません。

参考

www.kalanchoe-law.com

そこを観点に考えていきたいと思います。

福永先生の開示請求の一部は妥当なのか

開示請求をされたとよじさんのケースです。

note.co

 

福永先生が言っていることは

  • 彼をぶち○してしまいそうで自分が怖い

が侮辱にあたり、名誉感情を棄損しているということらしいです。

なんで前提条件略したの?

たしかに、「ぶち○してしまいそう」だけだと酷く物騒な発言に思えます。

しかし、すべての投稿を見てみると「ガム弁さんが娘と大阪のホテルに行ったとしたら」という前提があるのです。

そりゃ普通の親ならぶち○してしまいそうになるよな、ってつい思っちゃう部分です。

この前提条件は重要だと思うのですが、なぜ省いたのでしょうか?

まさか、若い女性と大阪のツインに行っていることが事実なのでしょうか?

多分違いますよね。じゃあなぜ?

この前提があるかないかで、とよじさんが無差別でぶち○す危険な人物なのか、理由がなければぶち○したくはならない人物なのかが変わります。

そのため、この前提はかなり重要な部分かと思われます。

そこを排除して理由としたところに悪意のある切り抜きを行っているのではないかとツッコめるのではないでしょうか?(どうなの法律の先生??)

前提があるかないかで意味合いが大きく変わるのにも関わらず、省略したものを理由として請求している

「前提条件があり、もしそれが達成するならばこういう行動をとってしまうかもしれない、そんな自分が怖い」これは侮辱に値するんでしょうか?

とよじさんがこの発信をした状況

さらに、この発信が起こったのは、以下のような土壌があったことにも訴求しなければならないかと思います。

  • 福永弁護士がYouTubeで未成年との性行為を法的に説明
  • それは合法である場合があると解説
  • 未成年側が被るリスクなどは触れずに終了

たしかに、警察には捕まらないかもしれませんが、未成年との性行為には未成年側にはさまざまなリスクが伴うことも事実です。

そこには触れずに未成年との性行為との合法性を話すのはどうなんでしょうか。さすが「モラルは守らないが法は犯さない」の福永先生です。

この動画の正当性はここでは議論しません。

しかし、こういった動画に対して嫌悪感を抱く人がいるのは想像に難くありません。

そこを考慮すると、とよじさんの発言は「そのようなモラルの持ち主と自分の娘に何かあったら自分は平常心を保てない」といった意味であることが読み取れ、現状では福永先生に対して本当に攻撃をしようとする意図はないと分かります。

もし本当にそんなことがあったら攻撃をしてしまうとも読み取れますが、実際に起こる可能性は極めて低いですしね。

この土壌と前提条件があれば、ほとんどの人間がとよじさんの意図を読み取れるはずであり、これにより福永先生の社会的評価を下げるとは思えません。

引用ツイートでしたので、この土壌と前提条件が分からない人がいるかもしれないというのも違うでしょう。

この観点から侮辱には当たらず、法的に問題がないのではないか?と言う点が私の主張です。

ねこぴさんのケースも

ねこぴさんのケースでは「パパ活」が名誉棄損だと言っていましたが、寿司パの写真、港区女子を募集、ブスはいらない発言、若い女子即採用の同棲募集など、パパ活と言われても仕方のない言動を繰り返していました。

さらに、「パパ活と言われるのは想定内」とも言ってましたね。そこまでしといて棄損される名誉は一体どこにあるのでしょうか?

開示請求に対しては法的に返す

開示請求で問われているのは、人の倫理観ではなく発言が違法なのかどうかです。

そこをきっちりしておかないと厳しいかもしれません。

われわれ法律の素人はどこが法的にいけないと判断されやすいのかを把握できません。

上記のことは常識として考えられることではあるけれど、これが法的には正しいのかは分かりません。

開示請求に対する意見書は誹謗中傷にくわしい弁護士先生のアドバイスを受けることが一番だと思います。自称・誹謗中傷にくわしいではなく、きちんと下調べしてからにしたほうがよさそうです。

福永先生の社会的評価を下げているのは誰?

福永先生が名誉棄損や侮辱だと主張する発言はなぜ生まれたのでしょうか?

福永先生の社会的評価を下げているのはアンチですか?

その答えはもう分かりますよね。

法的に問題がない発言を心がけましょうか

福永先生は過激発言を繰り返しますし、ブーメランが多くツッコミどころだらけです。正直、ヲチ対象としては素晴らしい人物でしょう。

しかし、相手は法律のプロです。

どこにあるのか分からない名誉を棄損しないように、侮辱的な発言をされても仕返ししないように、気を付けたほうが良いかもしれませんね。

「これは酷い」という誹謗中傷をしていなくても開示請求をかけられてしまいます。

具体的な対策としては

  • 決めつけをしない
  • 相手の人格や容姿を否定しない
  • 本当かどうか分からないことには言及しない
  • 乱暴な言葉は使わない

といったところでしょうか。他に良い案があればぜひ教えてください。

念には念をということで、何か言いたいときには誰に対して言っているのか特定できないようにするのもいいかもしれませんね。

ただし誹謗中傷はだめ絶対

開示請求モンスターたちが大暴れしているため、開示請求よくないみたいな風潮になってしまうのはおそろしいことです。

誹謗中傷がだめなのは絶対です。これはイケちゅう、福永先生に対しても同じです。

ネット嫌われ者に対しては悪口のハードルが下がっているのも事実かと思います。しかし、彼らだって人間です。

開示請求されないように悪口を言うのではなく、そもそも誹謗中傷はしないようにしましょうね。

たまーに私のリプにもつきますが「頭の病院に行ったほうがいい」「精神異常者」みたいな発言は絶対にやめてください。これは誹謗中傷にちかいですし、精神病の方々にも失礼です。

こういう発言をすると彼らは鬼の首を取ったように「アンチは頭がおかしい!」と騒ぎ立て、よく知らない人たちを取り込みます。

これは私もしないように日々心掛けていこうと思います。

もし、私がおかしい発言をしていたら遠慮なくお教えください。

 

おわり